子どもにチャンスを与えるとは、子どもを支え、励ますことだ。
あなたは、自分の子どもだけではなく、すべての子どもを支え、励まさなくてはならない。
現実的には、子どもはほとんどチャンスを与えられていない。それどころかいたるところで、こっぴどく叱られている。
「あたなには出来ない」「いけません。そんなことをしては・・・」
彼らが、もっとの耳にするのは「だめ」なのである。
「だめ」と言うのは簡単だ。
しかし、支え励ますことが出来ようになるためには、トレーニングが必要だ。
あなたは「イエス」と言えるように意図的に訓練しなくてはならない。
子どもの年齢や発育に合わせて「イエス」といって許してあげることだ。
しっかりと「イエス」と言われれたら、たとえその後に「でも、今はダメ」「もう少し大きくなったらね」「お金が貯まったらね」という言葉が続いても、子どもには大きな励みになる。
子育てに成功する親は「お前には出来る。きっと上手になる。凄い人になれるよ」と投げかけている。
このような前向きの励ましの言葉をかけることで、子ども達は自信を持ち、自発的に行動し、成長し、多くのことを成し遂げられるようになるだろう。
「ダメ」としか言わなければ、自尊心は低いままで、自信のない大人に育ってしまう。
子どもが、何を望んでいるにしろ、サポートし、声をかけながら導くのがあなたの役割だ。
子どもが望むことすべてに対して、成し遂げるための手段を提供してあげなくてはならない。
達成するかしないかは二の次だ。チャンスを与えることが一番重要である。